ゲーム開発者が偉ぶるブログ

ゲーム開発のビジネスやマネジメントについて日々思うことをあれこれ偉ぶって書き綴ったもの。

ゲーム業界のこれから

ゲーム業界はこれからどうなっていくのか。

今は当たり外れが激しいとは言え、スマートフォン向けの案件は相変わらず沢山あるようだ。

一方でコンシューマ向けの案件、それも規模の大きなものは体感的なところからもどんどん減っていっているのではと思える。そんな中でもシリーズものが大半だろう。

今、有名なゲーム会社の中でも「内製」で高いクオリティのコンシューマ向けタイトルをコンスタントにリリースできているところは?と自問してみると、答えに詰まってしまう。

それがシリーズモノではなく完全新作なら尚更思い当たらないだろう。プラチナゲームズくらいしか思い浮かばない。

シリーズモノでも良いとするならば、龍が如くシリーズ・ドラクエヒーローズを含めた無双シリーズ・bloodborneを含めたソウルシリーズ・ナルティメットストームシリーズ‥といったあたりが頭に浮かぶ。携帯ゲーム機を含めるならモンハンを始めちょこちょこと思い当たるものもあるか。

が、これらのシリーズを持つ会社の他のタイトル群はどうかと考えると、やはりパッとしないように感じる。自分が知らない、チェック不足なだけかも知れないが。

スクウェア・エニックスの場合はスマフォ向けとオンラインゲームは成功しているように見える。バンダイナムコもスマフォ向けではウハウハな状況だろうか。しかしコンシューマのみを見ると、スクエニコナミカプコンソニーのどれもが苦戦しているようにしか見えない。ただしコナミはほぼ撤退と思って良いかも知れないが。

任天堂はスプラトゥーンのスマッシュヒットに加え、スーパーマリオメーカーにより若干の払拭は感じる。

また、大手メーカーの多くが「あのタイトル、続報が出ないけどどうなってるの?」というタイトルを持ち、醜態を晒してしまっているように思う。

大鷲のトリコ、FF15、deepdown、オープンフィールドの次回ゼルダの伝説などがそれに当たるが、バイオハザードのナンバリング新作も音沙汰が無く気になるところだ。

近年はTGSに視察に行くと悲しいほどにキラータイトルポジションの作品の出展が無い。一方で来場者が年々増えているのが救いか。

とにかくコンシューマは苦しい状況が続いていて打開できずにいるようにしか見えない。

VRは主にコアユーザーを中心に大変に盛り上がりを見せてゆく期待はあるが、一般家庭に浸透するとは到底思えない。

スマートフォンブラウザゲームにしかチャンスはないのか?

この状況に、打つ手はあるのか?