ゲーム開発者が偉ぶるブログ

ゲーム開発のビジネスやマネジメントについて日々思うことをあれこれ偉ぶって書き綴ったもの。

VRは普及するのか?

Oculus社のRiftのお値段から、とても一般家庭に普及するようには感じないのだが、果たして商売として成り立つのだろうか?

 

結局キラーソフト次第というのはあるとは思う。思うが、一般消費者にとってゲームの周辺機器には1万円さえもハードルが高いと思うのだ。

例えばだ。
この春にでもWiiU向けにスプラトゥーンの新作を任天堂が発表し、その3ヶ月後にはWiiU対応Riftでの試遊会が全国各地で行われ、その1ヶ月後には安価で多様なVRゲームが同時発売され、Riftが同梱されたスプラトゥーン新作のお値段は1万円。

‥これなら50万台くらいは行くんじゃなかろうか。実現可能かは別にして。

でも酔いからクレームも沢山出るのではなかろうか。
下手にスタートダッシュをかけて失敗したらすぐにVRに終止符が打たれかける可能性が考えられるのではないか。
そもそもOculus社のRiftは13歳以下に使ってはならないというガイドラインを設けているそうだ。3DSの小さな画面での立体視とは違い、没入感も大きければ影響も強いだろう。そういう意味でも安全性に自信が持てるまでは任天堂も手を出すとは思えない。

 

そんなVRが普及するイメージが全く湧かない。

外界から閉ざされるのも印象が悪い。
遊んでいる人を観ても面白さが全く伝わらないのも厳しい。

AR‥電脳コイルの電脳メガネならまだ分かる。
販売が実現したとして実際にどこまでのコンテンツが提供されるのか分からないが、ARは現実世界の遊びをさらに広げるものに思える。子供達の中で爆発的に人気が出たりはしそうだ。だが、電脳メガネが1万円以上する上に壊れやすいデリケートな機械であれば母親は買い与えるか非常に怪しい。