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ゲーム開発者が偉ぶるブログ

ゲーム開発のビジネスやマネジメントについて日々思うことをあれこれ偉ぶって書き綴ったもの。

ゲーム開発でのフリーランスの報酬の目安について

フリーランスであったり、または副業していたり、または独立しようと考えていたりする場合に「適正な報酬はどれくらいか?」と考えることは多いと思う。

これは例えばアートディレクター業務の依頼と大量生産するアセット制作の一部を頼まれるのとでは額が大きく違ってくるだろうが、後者のような「一般的によくアウトソースされる業務」での大まかな目安について考えを書いておきたい。

まず目安になりやすいのは、ゲーム開発において実際にアセットを量産する際のアウトソースのお値段だ。乱暴に言えば以下のようなイメージか。

 80万/月 高い
 60万/月 そこそこ(国内のディベロッパーとか)
 40万/月 安い(海外アジア圏とか)

さて、1ヵ月30日のうち20日働くのが標準としよう。すると日割りは以下のような感じだ。

 80万/月 → 4万/日
 60万/月 → 3万/日
 40万/月 → 2万/日

これで1日作業での目安が出た。

何かの作業を引き受ける場合には、がっつり一日作業して2~3万円の報酬を頂戴できればそこそこ良い、それ以下なら安い仕事、それ以上なら報酬の良い仕事‥という考え方ができる。

当然、ある程度の開発力と規模が約束されたディベロッパーに仕事を振る場合と、1人のフリーランスに仕事を振る場合とではリスクも違えば金額等の条件も全然違ってくるだろうし、まとまった仕事量かどうか、またどれくらい過去の実績や技術力が要求されるのかによっても金額は違ってくるだろう。

それから、フリーランスが金銭的に足元を見られるのには「安い額で請け負う駆け出しの人間が多い」というのはネット上でよく問題だとして取り上げられているが、企業側にとってはリスクが高いからというのも大きな理由のひとつではないかと思う。作業者の健康や作業環境など何かトラブルがあった際に企業と個人ではリカバリー面で全然違う。
また、案件そのものが替えが効く内容であれば安い請負人を探すのは至極当然のことでもある。
そういった部分は、例え個人であってもバックアップ体制を万全にした作業環境を構築したり、実績を積み上げていくことで信頼を培うしかないように思う。

そうして1つのお仕事でがっつり仕事をもらって月60万もらえるようになれば良い方、80万もらえるならばフリーランスとしてはとても良い方ではないかと思う。
これは冒頭でも述べたように大量生産するアセット制作レベルの話なので、企業に対してコンサルタントやアドバイザーに近い仕事を引き受けられるようになってくると額も違ってくるだろうとは思う。

実際には、引き受ける本人にとってどれだけプラスになる仕事内容なのかというのが大きい要素となるので、「安い仕事だけど引き受けたい」「高額だけど割に合わない」みたいなこともよくあるだろうけれども。